紫のかれんなカタクリ、春風に揺れ
関西最大級の群生地・丹波「かたくり園」
神戸新聞 R5/4/1
かれんなカタクリの花が、兵庫県丹波市氷上町清住の「かたくり園」で見頃を迎えた。そよぐ春風に揺れる花々が、山の斜面を紫色に染めている。 ユリ科カタクリ属。地中の茎は片栗粉の原料になる。雨や曇りの日は花を閉じ、晴れて暖かくなると花びらが1枚ずつ開き始める。 かたくり園は約5千平方メートルに約1万株が咲き、関西最大級の群生地とされる。管理する「清住村おこし実行委員会」は、約30年前から保護活動を続ける。今月2日には、新型コロナウイルスの影響で中止が続いた「かたくりまつり」が3年ぶりに開かれる予定で、キッチンカーなどが並ぶ。 入園料300円(中学生以上)で、開園は午前9時~午後4時。見頃は今月上旬ごろまで。近隣の達身寺ではスイセンが開花している。
氷上PA観光案内所
TEL0795・82・9123
(令和⒌年4月1日 神戸新聞 伊藤颯真)