朝日が海辺を照らし、独特な干潟模様を浮かび上がらせる現象が、 兵庫県たつの市御津町黒崎の新舞子海岸で見ることができる。 この絶景を写真に収めようと、 夜明け前から多くの愛好家らがカメラを構えている。
同海岸では干潮時、 干潟が東西約1・5キロ、 浜辺から約500メートルにわたり姿を現す。 水位が30センチ以下で、日の出時刻が重なる日に見られ、 空気が澄む冬場の12〜2月が見頃とされる。
東の空が白み始めると、砂地と水面が織り成す抽象的な模様が 青紫色に浮かび上がる。 徐々にオレンジ色へと変わり、太陽が水平線から顔をのぞかせると、 黄金色に輝いた。
シャッターを切った姫路市大津区真砂町の男性(56)は 「干潟の模様が毎日違い、 雲の位置でも色合いが変わるところが面白い」 と話した。
たつの市御津総合支所地域振興課によると、 次の見頃は今月31日と2月1、15日。 同課TEL079・322・1001
(神戸新聞 山崎 竜)